この間、学生に講義を行っていた時の事です。
僕は毎週、大学で「医療経営概論」を教えています。その時のことをお話ししますね。
僕の講義では、医療機関の経営やマクロの医療政策などがテーマになりますが、リアルな情報を伝えるのが僕の講義の持ち味になっているそうです。
僕の講義は教科書がないので、完全に僕がオリジナルで構成した講義です。
学生に他の先生の講義はどうだった?と聞いたところ、
ただ教科書を教師が画面の向こうで読んでいる(オンラインのため)のを見ているだけ、などという古臭い講義もあるようです。
「そうか〜、そんな講義もあるんだね」と言ったところ、隣の女子学生が、「教科書読んでるだけなんて意味ないじゃん!」「最悪」としかめた顔で言ってました。
あ〜人を導く人はよく考えないとダメですよね。
これじゃ給料泥棒ですよ。学生がかわいそう!
ところで、今日の話はダメな教師の話ではなく、学生に医療機関とミッションの関連性の話をした時のことです。
僕が尊敬するP.E.ドラッカーが著書の中で、医療機関のミッションの話を取り上げています。
えっ、病院は健康を扱わない?
これが僕たちの常識感を超えていると同時に核心をついているのであなたとシェアしたいと思いました。
ドラッカーは医療機関のミッションについて、このように語っています。
以下、「非営利組織の経営」の抜粋
ー私の知っている病院の多くが、「我々のミッションは健康の維持である」という。これはミッションの定義としては間違いである。病院は健康を扱わない。病気を扱う。病院は健康の維持に失敗した時に登場する。この定義の問題点は、「われわれのミッションは健康の維持である」と言ったところで病院がとるべき行動がわからないところにあるー
どうですか?めちゃくちゃキレている洞察でしょ。
確かに病院は健康を扱うところではなく、病気を扱うところである
というのは、よくよく考えてみるとその通りだと思います。
病気の治療は病院の仕事ですが、健康改善は病院の専門ではないと言う指摘です。
以前に透析医療で高名なN医師に話を聞いたことがあります。ある時、看護師に実習をさせたそうです。
どんな実習かというと、透析患者向けの料理を材料を買い出して、キッチンで作るというものです。
ところが、ほとんどの看護が、透析患者向けの料理を作ることができなかったそうです。
カリウムがどう、リンがどう、塩分がどう、糖質がどう、と言うことを考えながら、料理を作り上げることに本当に難儀したらしいです。
こんな状況を目の当たりにして、
N医師は「あんたらが、料理できない以上、患者にああせい、こうせいと言うな」と一喝したそうです。
このドラッカーの金言を読むと、このことを思い出します。
リンを少なくしろ、塩分を抑えろ、水を飲むな、糖分を控えろ、と言ったところで何をどうするのか?医療機関は指導できません。
ただ、数値目標を言っているだけです。
そして、食事というものは人間の基本的な欲求で、食事こそが生命力のかなめです。
透析歴が長い患者さんは、食事制限に疲れて、だんだん体力が衰えて行くそうです。(エキスパートナースの新治さんから聞きました)
本来、必要な栄養素まで制限するため、身体が経年劣化を起こして行きます。
あなたも、食事制限と言われると毎回の事なので、面倒臭いと感じたり、ストレスになったり、家族に気を遣わせるなど、様々なストレスを受けることでしょう。
しかし、「食事制限なし」の透析で身体を元気にすることが可能です。
つまり、健常人並みの普通の食事が可能になるのです。
もちろん、食べ過ぎはダメですが、
あなたが適切な情報を手に入れ、行動を変えた途端、何が起こるか?想像してみてください。こんな状態を思い浮かべてください。
● 朝、爽やかな気分で起きられる
● 体調が劇的に改善し、やる気に溢れている
● 合併症の不安が消し飛び、積極的に活動できる
● 食事制限がほとんど不要になり、栄養が体に行き渡る
● 透析の時間はあなたに選択の自由があり、あなたが決定できる
● 医療者は指導者ではなく、アドバイザーになる
● 透析中には仕事や趣味の時間として使うことができる
今から1年後、あなたが今と違うとこかの地点に到達するのは間違いないでしょう。
問題は「どこへ?」です。_答えは、あなたが今。どういう決断をするかによって決まります。_
恐らく既にお気づきでしょうが。現実を申し上げましょう。これまでと違う結果を望むなら、これまでと違う行動が必要だ、と言う事です。
今回、僕がセミナーで詳しくお話しすることは、あなたにとって貴重な情報になるでしょう。
今すぐ決断して、これまでとは違う結果を手にしませんか?
その秘密は、こちらから。